先週11月28日(金)は、子ども学科の表現研究発表会が行われ、
多数の園児、関係される方々が発表会を楽しんでくださいました。
雨模様の中、ご来場くださりありがとうございました。
オペレッタや合奏、言葉遊び、英語などのステージ発表がありましたが、
ダンスでは「シンデレラ」を題材にモダンバレエ風のアレンジがされていました。
学生が振り付けをしたそのダンスに見とれているうちに、だいぶ前に
「シンデレラの時計」という本を読んでおもしろいなーと思ったことを思い出しました。
もともと『「時計の社会史』(角山 榮著)のシンデレラの時計の部分を簡単に
書き下ろしたものですが、「シンデレラって、時計の音が12時を知らせると
魔法がとけちゃうんだよねー。」という程度で、そのことがどんな社会的意味を
もっているかなんて、この本にで出会うまでは思わなかったんですよね。
さて、よく知られているシンデレラのストーリーの一部ですが・・・・・・。
シンデレラは、魔法によって美しい貴族の女の子に変身し、お城での
舞踏会でうっとりと王子様とダンスをします。一日目は時計が11時45分の
時を打つのを聞いた彼女は、約束の12時まであと15分「早く帰らなくては・・・・・・。」
ところが2日目の夜、王子様とのダンスにすっかりと酔いしれているシンデレラ、
はっと、気がついてみると、時計が夜の12時をうっているではありませんか。
あわてたのなんの、一目散にお城を飛び出し駆け出したものの、片方の靴が脱げ
てしまい、時計がなり終わるころには元の姿に戻ってしまったのでした。
ここで著者の疑問が2つ上げられています。皆さんは以下の疑問をどう考えますか?
①11時45分になる時計ってあるの?
②12時を少しでも遅れると、もとに戻ってしまうという約束事は罰則的ではない?
①についてですが、お城の室内時計なのか、公共の町の広場の時計なのか、
それ以外なのか?という疑問も同時にあります。
もともと機会時計は13世紀の修道院で使われ始めたよう。
なぜかというと、厳格なお祈りのため、時間になるとベルがなる時計があったら
便利なのでした。その後シャルル・ペロー(シンデレラ・眠れる森の美女・
赤頭巾ちゃんなどの作者)の時代には貴族の家には時計があったようです。
ですから、シンデレラの聞いた時計の音も、お城の室内時計なのでしょうね。
そして、15分単位に音を刻む時計、ロンドンのビック・ベンなんかは刻んでいますよね。
この時計の出現は、実は産業革命のあたりの労働者の労働時間の管理という
重要な役割もあったようですよ。
つまり、②のシンデレラであれば魔法がとけるという罰則のように、
労働者は遅刻や早退、まして怠けたり欠勤などをすると、
給料から差し引かれてしますのです。
このような厳しい現実は、気分が乗れば仕事に精をだし、
やる気が無いときは休んでいた職人たちには大きな変化でした。
従来の「不定時法」から「定時法」へと社会は移り、賃金労働という
概念が登場してくるのです。
人々は自然とリズムにそった暮らしから、機会時計の作る
人工の時間に従った暮らしに変わっていくのです。
そして17世紀のイギリスでは、時間を大切し勤勉を説く人物が現れ、
時は金なり Time is money.
というフランクリン(18世紀)の有名な言葉につながっていくのでしょう。
最後に、
15分という単位、11:45は英語では "It's eleven forty-five."とか、
"It's quarter to twelve." と言います。
15分単位で単語があるのは、日本人の感覚からすると
不思議な感じがしませんか?
quarterは4分の1という意味なので、1ドルの4分の1、
つまり、25セント(quarter)もありますね。
日々、様々な疑問をもって調べてみるって楽しいですよ。
学生の皆さん、この時期は「ゼミのレポートー」「就職試験ー」
「アルバイトー」などなど多忙な日々をすごされているようですが、
「んっ?」と思っていることを「ああっ!」と思える体験を増やすと
脳の活性化にいいみたいです。
(eguchi)
多数の園児、関係される方々が発表会を楽しんでくださいました。
雨模様の中、ご来場くださりありがとうございました。
オペレッタや合奏、言葉遊び、英語などのステージ発表がありましたが、
ダンスでは「シンデレラ」を題材にモダンバレエ風のアレンジがされていました。
学生が振り付けをしたそのダンスに見とれているうちに、だいぶ前に
「シンデレラの時計」という本を読んでおもしろいなーと思ったことを思い出しました。
もともと『「時計の社会史』(角山 榮著)のシンデレラの時計の部分を簡単に
書き下ろしたものですが、「シンデレラって、時計の音が12時を知らせると
魔法がとけちゃうんだよねー。」という程度で、そのことがどんな社会的意味を
もっているかなんて、この本にで出会うまでは思わなかったんですよね。
さて、よく知られているシンデレラのストーリーの一部ですが・・・・・・。
シンデレラは、魔法によって美しい貴族の女の子に変身し、お城での
舞踏会でうっとりと王子様とダンスをします。一日目は時計が11時45分の
時を打つのを聞いた彼女は、約束の12時まであと15分「早く帰らなくては・・・・・・。」
ところが2日目の夜、王子様とのダンスにすっかりと酔いしれているシンデレラ、
はっと、気がついてみると、時計が夜の12時をうっているではありませんか。
あわてたのなんの、一目散にお城を飛び出し駆け出したものの、片方の靴が脱げ
てしまい、時計がなり終わるころには元の姿に戻ってしまったのでした。
ここで著者の疑問が2つ上げられています。皆さんは以下の疑問をどう考えますか?
①11時45分になる時計ってあるの?
②12時を少しでも遅れると、もとに戻ってしまうという約束事は罰則的ではない?
①についてですが、お城の室内時計なのか、公共の町の広場の時計なのか、
それ以外なのか?という疑問も同時にあります。
もともと機会時計は13世紀の修道院で使われ始めたよう。
なぜかというと、厳格なお祈りのため、時間になるとベルがなる時計があったら
便利なのでした。その後シャルル・ペロー(シンデレラ・眠れる森の美女・
赤頭巾ちゃんなどの作者)の時代には貴族の家には時計があったようです。
ですから、シンデレラの聞いた時計の音も、お城の室内時計なのでしょうね。
そして、15分単位に音を刻む時計、ロンドンのビック・ベンなんかは刻んでいますよね。
この時計の出現は、実は産業革命のあたりの労働者の労働時間の管理という
重要な役割もあったようですよ。
つまり、②のシンデレラであれば魔法がとけるという罰則のように、
労働者は遅刻や早退、まして怠けたり欠勤などをすると、
給料から差し引かれてしますのです。
このような厳しい現実は、気分が乗れば仕事に精をだし、
やる気が無いときは休んでいた職人たちには大きな変化でした。
従来の「不定時法」から「定時法」へと社会は移り、賃金労働という
概念が登場してくるのです。
人々は自然とリズムにそった暮らしから、機会時計の作る
人工の時間に従った暮らしに変わっていくのです。
そして17世紀のイギリスでは、時間を大切し勤勉を説く人物が現れ、
時は金なり Time is money.
というフランクリン(18世紀)の有名な言葉につながっていくのでしょう。
最後に、
15分という単位、11:45は英語では "It's eleven forty-five."とか、
"It's quarter to twelve." と言います。
15分単位で単語があるのは、日本人の感覚からすると
不思議な感じがしませんか?
quarterは4分の1という意味なので、1ドルの4分の1、
つまり、25セント(quarter)もありますね。
日々、様々な疑問をもって調べてみるって楽しいですよ。
学生の皆さん、この時期は「ゼミのレポートー」「就職試験ー」
「アルバイトー」などなど多忙な日々をすごされているようですが、
「んっ?」と思っていることを「ああっ!」と思える体験を増やすと
脳の活性化にいいみたいです。
(eguchi)