国語で育つ子どもの心

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「ことばをてがかりに想像する。想像は、空想とは違う。想像は創造につながる。」それは、見方・考え方を鍛え、聴き方・学び方を育てる佐藤康子先生の小学校教諭時代の国語の授業における信条といえるかもしれません。

佐藤先生の教育実践は、国語教育の第一人者である大内善一先生(現在茨城大学教育学部教授)の科研費基盤研究(平成17年3月)のテーマとなり、その教育実践の素晴らしさが広く知られるところとなりました。  

佐藤先生の国語の授業では、子どもが主人公の授業。話しことばや書きことばとは違う、「語る」ことを通して、ものごとを具体的に描き出そうとします。そこには、語り手自身の心が語りだされる言葉により、聴き手も心を傾けて聴き浸る関係が生まれ、子どもたちが互いのかかわりから学んでいきます。

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(青森市の浪館小学校教諭時代。康子先生の国語の授業は、ビデオに記録され、教育・研究の場で紹介されていました。)

佐藤先生が著書の中で「学校では、独り立ちする力(基本的な生活習慣、自分を律する力、自分の力で学ぶ力、自分の夢や希望を持って努力する力など)と共に学ぶ力(他から学び、他と学ぶ力)を育てなければならない」と語っている言葉は、そのまま幼児教育においても重なる姿勢です。

さらに小学校の教育において、子ども自身が課題意識を持ち、学習を進めていくための見通しや方法を持つことができてはじめて、子どもが「自分たちの力で学びとるという意識」が育つと触れています。

幼少連携が、新しい幼稚園教育要領や保育所保育指針でも強調されている中、小学校の教育を幼児教育の先に見通しながら、一人の子どもの育ちを継続性の中でとらえていく指導者の力が問われます。

子ども学科幼稚園教諭の免許状を取得する学生の皆さんにも、是非手にとって「心を育てる教育」について考える機会になれば嬉しいです。

生涯学習センター講座やオープンキャンパスの模擬授業でも佐藤先生の授業があります。
高校生の皆さんには、イソップの世界を通した体験授業がありますので是非いらしてください!
(泉谷)