5月29日(土)夕方から30日(日)にかけて、音楽保健福祉専攻1期生、別名「一致団結軍団」のメンバーが学校に忍び込んだようです。本日、5月31日(月)朝、研究室扉のノブに何やら怪しい袋が、そして、扉下からスルーしたと思われるペーパーが研究室内に無造作に置かれていました。
その中に幾つか質問が書かれており、『ブログにて回答しろ!』 とのことでしたのでそうさせて頂きます。

あくまで私の個人的な考え方であることを申し添えておきます。あしからず。
Q1:1日30分から1時間の練習でラフマニノフを弾けるようにするための良い練習方法は?。
A1:上達する速度は、練習時間に比例することは確かですが、どうしても満足のいく練習時間がとれない場合は、まず、気持ちを焦らせないこと。「自分にはこの位できるはずだ!」という思い込みがブレーキをかけます。30分程度の練習でも、そこで確実に何かをつかみ、未来へ繋げていくこと。ウサギと亀の亀で行きましょう。問題は「確実に何かをつかむこと」です。ほんの少しでも新しい発見をし、そして、過去の自分より成長したな、と感じたら自分を褒めてあげましょう。その積み重ねです。
Q2:即興演奏は頭に浮かんだフレーズを演奏するものですか? それとも、指の向くままに演奏するものですか?
A2:ある程度プランを立てて演奏するのも、指の向くまま、行き当たりばったりで演奏するのもどちらも即興演奏であると言えます。ただ、行き当たりばったりだと、ただのメチャクチャになる可能性があるので、やはり何らかのイメージなり構造上のプランを考えるべきではないかと私は思います。
偉大な作曲家は即興演奏家でもあります。即興演奏を通して楽譜作りをしていきますので、作曲の仕方を見てみるとそのプロセスが分かります。
例えば、リストの「ラ・カンパネラ」は、とりあえず“レ”を何度か鳴らします。次の動きをどうしようかあ、と考えている瞬間です。次は、そこから音階を順番に下がる動きをします。“ファ”まで下がったら少し上昇して、今度はズドンと落ちてまた音階で下降。そのうち元の高さに戻ってまた同じようなことを繰り返す。こんな感じです。
別の例ですが、ベートーヴェンの運命交響曲では、とりあえず主和音の構成音のうち2音を使って「・ソソソミー」と鳴らします。次はそれを少し下にずらして「・ファファファレー」と鳴らします。もう一度このパターンで「・ミミミドー」とやるとこれで音楽が終ってしまいますので、次からはリズムは継承し形は別になります。
こんな感じで、まずシンプルな何かがあって、それをある程度繰り返し(2回の繰り返しが多いです)た後、元の形の一部を変化させた新しい形が出てきます。それをある程度繰り返した後、更にその一部を変化させた新しい形を登場させます。それをある程度繰り返した後、・・・。以下同様です。テンポの変化、調の変化も加えていきます。
即興するときもこのように「形」を考えながら楽しむと良いかも知れませんね。
先日、ガラクタ楽器演奏家の山口とも氏の演奏を聴いてきました。
仲間2人と共に3人での演奏だったので、どの時点で何をするか、という約束事はあったかと思いますが、そのほとんどは即興のようでした。次にどうなるのだろう、と期待しながら聴いていたら時間があっという間に過ぎ去ってしまいました。即興って楽しいですね。 おしゃべりするのと論文書くのと楽しいのはどっちですか?
音楽でおしゃべりしましょう。
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引きこもっていないのに、引きこもり担当のN.O.さん
《笹森》
《笹森》
ありがとうございました。