10月7日(日)、八戸市の『はっち』にて「青森県保育者養成大学3校による造形作品展示&ワークショップ おめめとおてて展 in こどもはっち」が開催され、そこで行われたワークショップやシンポジウムに本学保育専攻講師 木戸永二が参加しました。八戸出身の学生も2名学内ワークスタディとして同行しました。

このイベントは、青森中央短期大学幼児保育学科、八戸学院大短期大学部幼児保育学科、青森明の星短期大学子ども福祉未来学科保育専攻の、それぞれの造形分野の教員が協働し企画したものです。「ひとりひとり かがやく 子どもの創造力」をテーマに「つくること みること」を子どもも大人も思い切り楽しめる機会になったのではないでしょうか。
青森中央短期大学の立崎先生のワークショップは、「サランラップを研究、魔法の川を作ろう」というものでした。家庭にあるサランラップに色を付けたり物を挟みこんだり、それを重ねてみたりと、様々な思いがけない作品が出来上がっていきます。絵の具を閉じ込めたところはプニプニしていてスライムのようです。色、形、質感をこんな風に組み合わせる事が出来るんですね。




青森明の星短期大学の木戸のワークショップは「おひとりさまテントを作ろう」というものでした。新聞紙を丸めて棒を作り剣や杖を作ったことは参加者みんなあったようですが、それを組み合わせると自立するテントだって作ることが出来るんです。丸めて棒を作ることに苦労していた参加者も...助言をもらったりほんの少しだけ学生スタッフに手伝ってもらったりして、粘り強く頑張りました。ちょっとデコレーションしてみたり、自分の表札をつけてみたりと、個性豊かなテントが出来上がりました。




八戸学院大学短期大学部の佐貫先生のワークショップは「しろ☆シロ☆shiro☆いろんな白で基地づくり」というものでした。様々な白い素材が会場いっぱいに広がる様子に参加者はワクワクを隠しきれない様子でした。普段のお絵描きでは白いクレヨンはあまり使われなかったり、紙の白い部分は「余白」なんていわれたりと少し目立たない白です。でも、白にもいろんな違いがあって、白だけで作品を作ることだって出来るんですね。様々な平面構成作品が出来ていました。




ワークショップ終了後は、講師3人に百石幼稚園副園長の吉田恵美先生を加えた4人で今日の振り返り&シンポジウムを行いました。「あそぶ、こども、あーと ~創造力を引き出す教育~」をテーマにした話し合いはあっという間の90分でした。4人の様々な取り組みを紹介しつつ「作品の見せ方ってなんだろう」、「大人は子どもの作品作りにどのように関わるべきか」、「子ども達は作ること見ることを通して何を感じているのか」...などなど、保育者を目指す学生や現役の保育者にこそ興味深い内容となったのではないでしょうか。
そんな「おめめとおてて展」ですが、11月には青森市でも開催します。11月17日(土)と18日(日)の2日間、青森県立美術館コミュニティギャラリーにて入場無料で行います。近く、チラシなども紹介できると思いますので、お楽しみに!